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僕等がいた

作者:小畑友紀(全16巻・完結) 少女漫画恋愛

※ 2007年、連載の途中に別のブログへ書いた記事を再編集したものです。感想は当時のもので、作品情報は2026年9月時点のものに更新しています。

永遠はあるよ

――小畑友紀『僕等がいた』より

どんな話?

高校に入学した高橋七美が好きになり、付き合い始めたのは、女子に人気でクラスの中心にいる矢野元晴。 いつも明るい彼ですが、元カノと死別した過去を引きずっています。

矢野のトラウマは、過去に付き合っていた山本奈々が、元カレと一緒に車の事故で亡くなったこと。 裏切られたことに強いショックを受けていて、彼女である七美への執着もかなり強いものです。 さらに矢野は、奈々の妹・有里とも関係を持ってしまい、そのことにも罪の意識を感じています。

過去に向き合い、近づいたり離れたりを繰り返しながらも、結びつきを強くしていく矢野と七美。 それを見守るのが、矢野の親友で、七美に想いを寄せる竹内匡史です。

ようやく乗り越えたかと思った矢先、矢野の母親が離婚し、矢野は心に傷を負った母親を放っておけず、一緒に転校します。 そして矢野は、七美の前から姿を消してしまいます……。

矢野の闇と、それぞれの悩み

矢野の闇は深く、随所にそのカケラが現れます。 時に七美を大事にしているようにも見えますが、その底にあるのは、女性への不信感なのでしょう。

でも、悩んでいるのは矢野だけではありません。 それぞれがそれぞれに思い悩み、その気持ちが伝わってくるので、誰に感情移入していいのか迷ってしまいます。

永遠はあるのか

そんな想いが交差する物語です。読み進めるにつれて、どんどん深くまで考え、ハマっていきます。

「永遠なんてない」。やがて大人になって、みんなそう思うようになるように、彼らも時間がたつと変わっていきます。 でも、過去がなくなったわけではなく、目の前にまた現れることだってあるでしょう。 それは、ただの過去なのか、それとも……?

この物語が結末を迎えるとき、そこに永遠はあるのでしょうか。

(この感想は、連載の途中で書いたものです。物語はその後、全16巻で完結しました。結末に「永遠」はあったのか、ぜひご自身の目で確かめてみてください。)

作品情報

作品情報の出典:小学館 e-comi、Wikipedia「僕等がいた」(いずれも2026年9月に確認)

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